1万パレット収納可能、27年5月竣工見込む
霞ヶ関キャピタルは4月1日、開発プロジェクトに参画している冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 越谷Ⅰ」(埼玉県越谷市)の工事を本格的に始めたと発表した。
完成イメージ(霞ヶ関キャピタル提供)
自動ラックを利用し、冷凍庫内の荷物の入出庫を自動化することを想定している。
越谷市流通団地内に位置し、国道4号線に至近。東京外環自動車道の草加ICから約6.8km、常磐道の三郷ICから約10.7km、東北自動車道の浦和ICから約11.2km。
都心まで25km圏内で、道路の混雑状況に応じて複数の配送ルートを選べる立地のため、首都圏の大型消費地まで効率的に輸送できる機能を備えることが可能とみている。
倉庫部分は2層構造の立体倉庫を計画。1層目は両面バースで効率良く作業を進められる荷さばきエリア(+5℃帯)、2層目は天井吹き抜けの高さ25mの空間内に自動ラックを設置する冷凍保管エリア(−25℃帯)とする。
冷凍保管エリアでは人間が日常的な作業で立ち入る必要性をなくし、人体への負荷を減らせると想定。冷凍保管エリア内に約1万パレットを収容できるようにし、高効率な保管を実現する。
2030年のフロン規制を見据えて自然冷媒を用いた冷却機を採用するとともに、屋根に太陽光発電パネルを敷設し、再生可能エネルギーを用いて電力を供給する。
施設計画概要
物件名称 |
LOGI FLAG TECH 越谷Ⅰ |
所在地 |
埼玉県越谷市流通団地2丁目1番5 |
交通 |
東京外環自動車道「草加IC」約6.8km、常磐道「三郷IC」約10.7km |
敷地面積 |
6,852.49㎡(2,072.87坪) |
延床面積 |
14,361.81㎡(4,344.44坪) |
パレット数 |
10,002パレット |
竣工予定 |
2027年5月 |
建物構造 |
鉄骨造3階建 |
設計 |
コンストラクションマネージメントジャパン株式会社 |
施工 |
大末建設株式会社 東京本店、株式会社ダイフク |
*自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため床面積は仮想床を含む容積対象面積を記載
(藤原秀行)