より輸出しやすい環境整備、韓国・釜山経由で世界350カ所の仕向け地カバー
セイノーロジックスは4月7日、広島の福山港発全世界向け海上混載サービスを始めると発表した。4月9日に初船が出稿する予定。地方の企業にとっても製品をより輸出しやすくするのが狙い。
同社が広島県で地方港発のサービスを展開するのは広島港に続いて2カ所目。地方港発サービスは国内の20CFS(コンテナフレートステーション)受け・19港発に上る。
具体的には苫小牧、秋田、酒田、仙台、新潟、富山、金沢、福井、敦賀、京都舞鶴、清水、境、水島、広島、福山、松山、高知、門司、博多、伊万里。
福山港は週1便を提供し、韓国・釜山経由で世界350カ所の仕向け地をカバーする。CFSは福山通運のものを活用する。
セイノーロジックスは2024年で地方港発サービスを始めてから20周年を迎える。同社は「日本全国のインフラ整備の意味合いを強く持つ地方港発サービスを今後も充実させていく」と強調している。
(藤原秀行)