日本郵船、台湾の洋上風力発電関連企業に出資

日本郵船、台湾の洋上風力発電関連企業に出資

国内外で事業拡大目指す

日本郵船は4月2日、台湾の洋上風力発電関連企業、國際海洋股份有限公司(IOVTEC)に出資したと発表した。具体的な出資の額や比率は開示していない。

IOVTECはInternational Ocean Group(IOG)として複数のグループ会社を抱え、台湾とアジア地域で海洋調査、建設サポートや洋上風力発電関連船舶の用船、洋上の発電サイトの保守管理など幅広いサービスを包括的に提供している。IOGのサービスは、プロジェクト開発の初期段階における現地調査から建設、長期にわたる運営と保守まで、洋上風力発電のライフサイクル全体をカバーしている。

 
 

台湾の洋上風力発電市場はアジアでも先行して成長、IOGも数多くのプロジェクトに携わっている。

日本郵船は、航海運で得た知見や海外パートナーとの提携を活用するとともに、CTV(作業員輸送船)やトレーニングセンターなどの事業を通じ、洋上風力発電関連事業を展開しており、出資を通じてIOVTECと双方の知見やノウハウを共有し、国内の洋上風力発電事業発展を目指す。

併せて、台湾市場で日本郵船グループの存在感を高め、アジア太平洋地域で洋上風力発電関連事業の拡大を図る。


IOVTEC・蔡明格CEO(最高経営責任者)と日本郵船・横山勉執行役員(日本郵船提供)

(藤原秀行)

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