センコーGHD、運搬や清掃など担うサービスロボットの開発・販売会社を設立

センコーGHD、運搬や清掃など担うサービスロボットの開発・販売会社を設立

選定から導入支援・運用サポートまで一貫提供

センコーグループホールディングス(GHD)は5月1日、建物内の運搬や清掃などを担うサービスロボットと、最適に動作できるよう管理するロボットマネジメントシステムの開発・販売を手掛ける新会社「ヒトトロボソリューション」(HS)を同日付で設立したと発表した。

新会社はユーザーのニーズを独自にヒアリングし、その内容を踏まえ、世界中の開発会社からのロボット選定、販売から導入支援・運用サポートまで一貫したサービスを提供。人手不足に悩む飲食業や製造業などの自動化ニーズに対応する。

 
 


新会社のロゴマーク

企業のコーポレートカラーや設置場所の内装・家具とマッチしたラッピングデザインを取り入れるなど、さまざまな付加価値を生み出すことにも対応し、ロボットの差別化をサポートする。

センコーGHDが2016年の創業100周年を記念して設立した社内大学「センコーユニバーシティ」で、グループで包装資材の卸などを展開しているスマイルに所属していた社員が学んだ内容を活用、事業化に結び付けた。

今後はセンコーグループが運営している東京イーストサイドホテル櫂会(東京都江東区潮見)で、実際の業務ニーズを反映させた実証実験をを行い、より実務に適したサービスロボットの開発を目指す。

並行して、国内外でグループが構えている物流施設などにサービスロボットを導入、HSが蓄積したノウハウを基にIT企業とロボットを共同開発し、将来はあらゆる場面でサービスロボットの活用を図っていきたい考え。


ホテルやオフィスでの実証実験の様子(いずれもプレスリリースより引用)

 
 

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事