「対応一貫せず遺憾」
中野洋昌国土交通相は5月7日、中日本高速道路(NEXCO中日本)が管轄する高速道路でETC(自動料金収受システム)が大規模な障害を起こした問題で、同社の縄田正社長を国交省に呼び、口頭で厳重注意した。
中野国交相は、障害が起きた後、高速道路利用者からの料金徴収について、対応が一貫しなかったことを問題視し、遺憾の意を表明。利用者へ丁寧に対応することと、再発防止策を講じるようあらためて求めたという。
この問題をめぐっては、NEXCO中日本は当初、料金の後払いを利用者に求めていたが、途中から請求しない方針に転じるなど、同社の対応に混乱が見られた。
NEXCO中日本など高速道路運営各社は、今年6月中をめどに、大規模な障害への対応をまとめたマニュアルを策定、公表する方針を示している。
(藤原秀行)