日通やオリックス出身で物流施設開発手掛ける小山氏、新たな不動産会社を設立

日通やオリックス出身で物流施設開発手掛ける小山氏、新たな不動産会社を設立

物流向けロボットのコンサルも想定

独立系物流施設デベロッパーのロジランドを創設した小山幸男氏がこのほど経営トップを退き、新たに不動産会社「REL」(レル、東京都新宿区西新宿)を立ち上げ、代表取締役に就任した。

RELは物流施設や共同住宅、商業施設、データセンター、リゾート施設と幅広い不動産の開発・保有などを担うほか、物流向けロボットの全般に関するコンサルティングも実施する予定。

 
 

社名の「REL」は、REAL ESTATE OF LOGISTICS(物流の不動産)と、RELATION(つながり・関係性)という2つの意味を掛け合わせて生んだ造語という。

小山氏は1990年に日本通運入社。2007年にオリックス不動産(現オリックス)へ移り、15年にはオリックスの物流事業部長を務めた。19年に退社し、ロジランドを設立、5年間で11棟を開発してきた。

小山氏は新たに開設したウェブサイトで「環境問題、自動運転、ロボティクス、AI、DXなど、物流業界を取り巻く課題は複雑化しています。そうした変化に柔軟に対応し、次の時代を切り拓く新たなビジネスモデルの必要性を強く感じたことが、REL設立の原点です」と説明。

「RELは、用地取得、施設の企画・開発、資金調達、コンストラクションマネジメント、リーシング、運用、出口戦略まで、不動産に関わるあらゆる機能をアメーバのように柔軟に連携させ、最適解を導き出すことができる組織です。この仕組みの中核を担うのがコンダクターの存在です。物流、不動産、金融の知見はもちろん、マーケットを読み解く力が求められます。私たちは、その役割を担い、30年以上にわたる現場経験と実践をもとに、皆様と物流業界にとってお役に立てることをお約束します」とコメントしている。

(藤原秀行)

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