孤立の可能性ある地域に
NTT東日本長野支店(長野市)は6月4日、ドローンを使って災害時に孤立する可能性が高い地域へ物資を輸送する実証事業を展開すると発表した。
長野県松本市の産官学が連携して運営しているデジタルシティ松本推進機構(DigiMAT)の2025年度社会実証プロジェクトに、24年度に続いて採択されたのを受け、「デジタルシティ松本推進機構プロジェクト推進補助金」を活用し、長野県松本市で実用化に向けた実証事業を行う。
標高2000mを超える高高度で大型ドローンが飛行、物資を安全かつ安定的に輸送できるかどうか可能性を見極める。プロジェクトの実施は2026年2月末までの予定。
使用するドローンのイメージ
実証事業の概要(いずれもプレスリリースより引用)
プロジェクトの概要
①飛行実証試験
◆2025年7月下旬(予定)
・場所:美ヶ原高原(孤立可能性地域)と麓最寄の公共施設グラウンドなど
◆2025年10月下旬(予定)
・場所:乗鞍上高地エリア(孤立可能性地域)から選定
②被災地・松本市・ドローン運行事業者ら関係者をつなぐ運用プラットフォームの検討
③平常時の大型産業ドローン活用モデルの市場調査
(藤原秀行)