物流領域の取り組み強化図る
芙蓉総合リースは6月6日、タイと日本で中古フォークリフトの販売・レンタルを手掛けているMATEHAN SIAM LAMBDA(マテハン・サイアム・ラムダ、MSL) 、日本から海外へのフォークリフト輸出を担っているシージーエム(CGM)、フォークリフト関連機器を取り扱うC.G.LOGISTICS(シージー・ロジスティクス)の3社を買収したと発表した。具体的な買収の額は開示していない。
物流関連事業を伸ばしていきたい考え。
MSLは1995年、タイでフォークリフトのレンタル・販売を展開することを目的に発足。その後、日本のフォークリフト調達拠点としてCGMを設立し、2001年にはMSL向けフォークリフト用バッテリーのレンタル・販売事業を行うCGLを設立した。
買収により、タイで物流ソリューション事業を展開している芙蓉総合リースの連結子会社PLIC(プリック)とマテハングループの連携体制を構築し、双方の顧客網、拠点網、提供サービスなどを有効活用することで、タイのフォークリフト事業の基盤拡大を図る。
さらに、国内でリースアップするフォークリフトの海外輸出販売などによる国内事業とのシナジー創出・事業拡大を目指す。
芙蓉総合リースは今年3月、パレットのレンタルなどを行っているワコーパレット(大阪市)を買収するなど、物流領域で取り組みを強化している。
(藤原秀行)