米フェデックス向けにサービス提供、今後も需要見込む
パナソニックコネクトは6月19日、傘下でサプライチェーンの業務効率化支援ソフト大手、米Blue Yonder（ブルーヨンダー）が同日、子会社でEC物流支援のDoddle（ドドル）を通じて、米物流サービス大手Inmar Post-Purchase Solutions（インマー・ポストパーチェス・ソリューションズ、IPPS）を買収したと発表した。
Blue Yonderは既にDoddleを通じてIPPS株式の49％を保有しており、今回残りの51％も追加で取得した。具体的な取得額は開示していない。
買収に合わせて、企業名を「Blue Yonder Reverse Retail Operations」（ブルーヨンダー・リバース・リテール・オペレーションズ、BYRRO）に変更する。
BYRROは米フェデックスの顧客に対し、低コストでパッケージやラベルを必要としない返品受付サービス「FedEx Easy Returns」を引き続きサポートする。
FedEx Easy Returnsは、現在、米国全土のFedExオフィスおよび「Kohl’s」店舗に設けている約3000のドロップオフ地点（返品回収場所）で利用可能。さらに増やることを計画している。
ECの成長が引き続き見込まれ、返品対応も重要になるため、BYRROと連携して静脈物流を強化したい考え。
（藤原秀行）
