株式66.6%取得予定、自動車関連などの3PL需要取り込み図る
SBSホールディングス(HD)とブリヂストンは6月30日、SBSHDがブリヂストンの物流子会社、ブリヂストン物流(東京都小平市)を買収すると発表した。
今年10月1日をめどに、ブリヂストン物流株式の66.6%を取得、子会社化する。具体的な取得額は開示していない。残る33.4%は引き続きブリヂストンが所有する見通し。
ブリヂストン物流は1995年設立。ブリヂストン製タイヤの物流を中心に手掛けている。SBSHDの傘下に入ることで、SBSグループが展開している物流施設の自動化などの取り組みと連携し、物流の効率化を促進したい考え。
SBSHDは2021年12月に古河電工傘下の古河物流(社名は当時)、24年10月には日本精工の物流子会社、NSKロジスティクスをそれぞれ買収するなど、メーカーの子会社M&Aに中菱している。ブリヂストン物流を買収し、タイヤ類の取り扱いを増やすとともに自動車関連などの3PL物流需要も取り込んでいくことを目指す。
(藤原秀行)