INBYTE、AIで人の接近を警告するフォークリフト用モニターシステム発売

INBYTE、AIで人の接近を警告するフォークリフト用モニターシステム発売

人の検知率アップ、操作性も向上

ドライブレコーダーなどを手掛けるINBYTE(インバイト)は7月1日、独自のAIアルゴリズム搭載で人を検知し、事故など労働災害を抑止する、後付け可能なフォークリフト用の「人身事故防止AIカメラシステムQX(キュー・エックス)」を7月8日に発売すると発表した。

従来の製品と比較して、カメラの解像度が向上し、検知率がアップしたほか、モニターも大きくなり見やすくなったことで、より快適で安全な作業環境を実現できると見込む。

 
 


人身事故防止AIカメラシステムQX


大型画面

QXは独自のディープラーニング技術に基づくAIアルゴリズムを搭載し、カメラ映像をリアルタイムで解析して「人」を高精度で認識。警報を迅速に出し、接触事故や労働災害リスクを大きく軽減すると見込む。


AIで「人」を高精度で認識

システムは小型カメラ、モニター、ブザーの3つの基本構成だけで動作し、電気配線も最小限に抑制。オプションのマグネットブラケットを使用すれば、車両に穴を空けることなく取り付けることも可能という。


運用や設置が非常に簡単

 
 

専用の小型カメラは水平視野角約155°を誇り、車両の4隅に設置することで死角のない360°の監視を実現する。認識距離は最大約9mで、警報範囲は現場の状況に合わせて7m、5m、3m、1.5mのいずれかから選べる。バックギア信号やブレーキ信号と連動し、より正確かつ効果的に危険を警告する。

また、最大90dBの高出力ブザーと9インチのカラーモニターを搭載し、危険が迫った際には音と映像で警告する。モニターには赤い枠が点滅し、一目で危険を察知できるデザインを採用している。タッチパネル式の操作部は直感的に使いやすく、カメラの画面切り替えや各種設定も簡単に行えるよう配慮している。


独自AIアルゴリズムによる高精度検出


耐久性に優れた設計


簡単な取付けと設定


高音量ブザーで危険を警告

 
 


常に最新・最適な状態で運用

■主な仕様
品名:AIカメラQX(エーアイカメラ・キュー・エックス)
型番:QX-FHD4C
発売日:7月8日(火)
価格:オープン
カメラ解像度:FullHD画質 1920 x 1080
カメラ画角:水平155°/垂直97°/対角175°
寸法:モニター 249mm×164mm×31mm、カメラ 28mm×34.4mm×23mm
重さ:モニター 約1.5Kg、カメラ 約97g
動作温度:モニター -20℃ ~ 70℃、カメラ -20℃ ~ 70℃
電源: 12V / 24V 車対応、24V超過はオプションの別途コンバーター利用

(藤原秀行)※いずれもINBYTE提供

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