25年までに、ロボット化など環境変化対応狙い
米アマゾン・ドット・コムは7月11日、米国の全従業員の約3分の1に相当する10万人に対し、7億ドル(約770億円)を投じて2025年までに再訓練プログラムを実施すると発表した。
物流現場でロボット化が進むなどの環境変化に対応するのが狙い。既存の研修プログラムを拡充するほか、新たな内容も準備。より高いレベルの技能が求められる職種への異動や転職をサポートする。
プログラムは無料で行われる見通し。従業員の参加は任意という。今後数年間でさらに成長が見込まれるロボティクスやコンピューターサイエンス、クラウドコンピューティングなどの分野でキャリアを築くことに焦点を当てている。
アマゾンの従業員は2019年に30万人へ達する見込み。
(藤原秀行)※写真はイメージ、アマゾン提供