長時間滞留拠点の運用見直しや適正運賃の検討可能に
traevo(トラエボ)は7月22日、車両動態管理システム「traevo Platform」で、デジタルタコグラフ(デジタコ)が記録した荷待ち・荷役などの作業時間を集計・出力する「荷待ち・荷役時間集計オプション」の提供を同日開始したと発表した。
今年3月に提供を始めた「滞留時間記録オプション」で自動記録した目的地での着発記録をベースにして、拠点ごとの荷待ち時間や荷役時間などのデジタコの作業記録の所要時間を自動集計し、レポート形式で出力する。利用者は各拠点の滞在時間の実態を詳細かつ網羅的に把握できるようになると見込む。
「荷待ち・荷役時間集計オプション」作業時間集計の画面イメージ(traevo提供)
運送事業者はデータに基づき、長時間滞留が発生している拠点の原因を分析し、運用の見直しや適正運賃の検討につなげられると想定。荷主への改善提案にも活用することが可能とみている。
荷待ち・荷役時間集計オプションの価格は、月額15万円(集計対象車両500台まで、税別)。
(藤原秀行)