ピッキング作業の生産性2倍に向上
GROUNDは7月29日、中国のロボットメーカーと共同開発した自律型協働ロボット(AMR)「PEER(ピア)100」を、オートバックスセブンが物流センターに導入したことをお知らせします。
昨年9月に千葉県市川市の「東日本ロジスティクスセンター」で7台が稼働を開始した。「PEER 100」の導入により、EC物流部門のピッキング作業の生産性が導入前と比較して約2倍に向上したという。
導入した7台全てが稼働すると、作業者数を導入前の半数に抑えることができた。
(GROUND提供)
WMS(倉庫管理システム)と「PEER 100」を連携させ、出荷データを取り込んでおり、作業者は出荷指示を目視と「PEER 100」に搭載しているタブレット画面のダブルチェックで確認できるため、経験や熟練度に依存せず、高い精度で作業を維持・向上できるようになった。
「PEER 100」は最大100kgの可搬重量を持ち、架台やバスケットのカスタマイズにも柔軟に対応可能。オートバックスセブンでは「PEER 100」1台当たり25lのオリコン6台を搭載し、ピッキング作業を効率化・迅速化している。
今後は同センター内と西日本ロジスティクスセンター(兵庫県三木市)の店舗向け物流部門への「PEER 100」導入も支援する。
(藤原秀行)