敷地18万㎡、三河地区最大のハブとして運営目指す
プロロジスは10月22日、愛知県岡崎市で先進的物流施設を複数開発する「プロロジス岡崎プロジェクト」に着手したと発表した。
開発面積が約18万㎡の敷地に物流施設を複数棟開発することを計画しており、三河地区最大の物流ハブとして運営できるようにしたい考え。
「プロロジス岡崎プロジェクト」完成イメージ
岡崎市は隣接する豊田市や安城市とともに、自動車産業をはじめ、輸送用機械や生産用機械などの製造業が集積する国内有数の製造業エリア。
岡崎市は東名高速道路に隣接する新たな工業団地「阿知和地区工業団地」の整備を進めており、プロロジスは同団地初の進出予定企業となったのに伴い、同プロジェクトを推進することを決めた。
工業団地内には、東名高速道路に直結する岡崎阿知和スマートICが設けられる見通し。
開発地は、既存の伊勢湾岸自動車道の豊田東IC、東名高速道路の岡崎ICからそれぞれ約6kmの地点に立地し、基幹道路の国道1号や248号へのアクセスにも強みを持つ。
名古屋・豊田・浜松といった県内主要都市に加え、東京（約290km）、大阪（同200km）、岡山（約350km）など東西方面、北は金沢（約270km）・新潟（約480km）まで、全国主要都市への広域配送にも対応できると見込む。
岡崎市が約63haの区域を整備する「阿知和地区工業団地」内で、プロロジスは「プロロジス岡崎プロジェクト」に着手。三河地区最大の物流ハブとなる見込みで、官民が連携しながら整備を進めていく予定。
開発予定地周辺は地盤が強固で、ハザードマップ上でも水害や浸水のリスクが極めて低いため、防災性・事業継続性の観点からも優れていると自負する。
敷地では特別高圧電力を受電する予定で、これにより大規模なマテハン設備・自動倉庫の導入、館内全域への空調設備設置など、大容量の電力を使用する用途への対応も可能。
同工業団地周辺では猛禽類の営巣地が確認されており、プロロジスは、生物多様性保全の観点から鳥保護を目的としたビオトープを開発地内に設置する。
（藤原秀行）※いずれもプロロジス提供
