ヤフーとの提携解消目指し、候補が資産査定入り
アスクルは7月26日、資本・業務提携しているヤフーに対し、約45%保有しているアスクル株の売り渡しを求めることに関連して、これまでに売り渡された場合の株の引き受け先として国内の企業や投資ファンドなど4社程度と交渉を行ってきたと発表した。候補先が現在、アスクルのデューデリジェンス(資産査定)を行い検討しているという。
ブルームバーグが同日、「売り渡し先候補である『ホワイトナイト』4社程度と最終交渉中で、デューデリジェンスの手続きに入った」「売り渡し先として国内の事業会社と金融機関、国内ファンドや海外のプライベート・エクイティ・ファンドなどが候補で、その中から2社程度を選ぶ意向を示した」と報じた内容を、一部確認した格好だ。
ただ、4社程度の中から具体的に何社を選出するのかについては「売り渡し先の数も含め引き続き検討する」と述べるにとどめた。
アスクルは8月1日の臨時取締役会で、資本・業務提携の解消を目指し、株売り渡しの請求を正式に決定する予定。
(藤原秀行)