運送業務効率化支援サービスの機能強化などに充当
運送事業者のDX支援を手掛けるスタートアップのアセンドは11月13日、グロービス・キャピタル・パートナーズがリード投資家を務め既存株主、新規投資家を引き受け先とする第三者割当増資と、金融機関からの借り入れにより、シリーズBラウンドで総額11億円の資金を調達したと発表した。累計では約18億円に達した。
内訳は第三者割当増資が9億円、融資が2億円。増資は新規でセイノーホールディングス系のValue Chain Innovation Fund投資事業有限責任組合、エル・ティー・エス、マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル10号投資事業有限責任組合が、既存株主でGlobis Fund VII、グロービス7号ファンド投資事業有限責任組合、Samurai Growth Fund1号投資事業有限責任組合がそれぞれ引き受けた。
融資は北國銀行が実施した。
今回調達した資金は22年に始めた運送管理効率化支援サービス「ロジックス」の機能強化などに充てる。サプライチェーン全体の変革を見据えた新規事業の展開も視野に入れている。

ロジックスに関しては、輸送情報を登録すればトラックを所有する協力先の運送会社もオンライン上で管理できる「協力会社連携」機能の開発を進めている。

(藤原秀行)※いずれもアセンド提供



