第1号は三重の三十三銀行が採用決定
三井倉庫ビジネスパートナーズは11月28日、金融機関向けに貸金庫の予備鍵管理サービスを開始したと発表した。第1号として三重県を地盤とする三十三銀行が採用を決めた。
大手行の元行員が顧客資産を貸金庫から窃盗した事件を受け、貸金庫の管理体制強化が求められているのに対応する。
三井倉庫ビジネスパートナーズの堅牢な施設内で、鍵を安全に保管。24時間体制の監視システムと厳格な入退室管理で不正アクセスや紛失リスクを最小限に抑える。
加えて、鍵の貸出・返却を、ワークフロー機能を有する鍵管理システムで記録・追跡することで、リアルタイムでの利用状況把握に加え、履歴や在庫の管理を実現。銀行職員の鍵管理業務の負荷を大幅に軽減できると見込む。
今後は鍵管理にとどまらず、金融機関が抱える物理的な資産管理に関する幅広いニーズに対応できるよう、サービスの拡充を図る。
（藤原秀行）
