供給インフラ構築など目指す
月面物資輸送サービスの商用化を目指すispaceと栗田工業は12月4日、将来の月面での水資源確保と供給インフラ構築に向け連携すると発表した。
事業の創出を目指し、戦略的パートナーシップに関する基本合意書(MOU)を締結した。
今年10月、栗田工業がispaceに約20億円出資する方針を公表するなど、両社は協力関係にある。MOU締結でさらに連携を強化していきたい考え。
栗田工業が長年培ってきた水処理に関する技術や知見と、ispaceが有する民間月面探査・輸送サービスの実績を組み合わせ、宇宙で持続可能な水資源インフラの確立を目指す。
今後、両社で具体的なビジネスモデルや事業戦略の策定などを進める。
(藤原秀行)


