ネクストリンク、睡眠モニタリングデバイスを新潟の三福運輸に提供

ネクストリンク、睡眠モニタリングデバイスを新潟の三福運輸に提供

ドライバーの健康管理強化へ

法人向けの薬物スクリーニング検査などを手掛けるネクストリンク(東京都品川区南品川)は12月10日、新潟県新発田市を拠点に輸送事業を展開する三福運輸に、従業員の健康保持・安全運行体制の強化を支援するため、睡眠モニタリングデバイス「Wellnee Sleep」(ウェルネースリープ)を納入したと発表した。

Wellnee Sleepは超小型のデバイスを付けたベルトをお腹に巻いて寝れば、睡眠の深さなどのデータを自動で取得。クラウド上のAIで解析し、よく眠れていたか、眠りに問題はなかったかをすぐに評価。睡眠中の姿勢や呼吸についても評価し、睡眠中の問題に気づくためのヒントを提供する。

解析結果は、スマートフォンやPCなど、インターネットにつながる端末があればいつでも場所を問わず確認できる上、企業内の関係者間で共有も容易にできる。簡単に日々の睡眠状態を把握することが可能。

三福運輸は以前から健康経営を重要な経営テーマとして掲げ、健康経営優良法人ブライト500を4年連続で取得。メタボ対策、喫煙率低減、ストレスチェックの実施、社内イベント(運動会など)を継続的に実施し、社員とその家族までを含めた“健康を守る会社づくり”を重視してきた。


三福運輸の車両

医薬品配送など夜間・早朝の業務が多く、勤務によって生活リズムが変動しやすいという職種特性があり、過去には極端に短い睡眠時間のまま運行してしまったケースもあったため、「最低5時間は眠る」などの社内ルールを設け、教育を徹底してきた。その流れの一環として、個人の感覚では把握しにくい“眠れているつもり”を客観的に可視化するため、Wellnee Sleepを採用した。

導入前は「上手く使うことできるだろうか」と緊張する声もあったが、実際に運用が始まると多くの社員が自分ごととして向き合い、積極的に活用し始めたという。


デバイスを付ける三福運輸の五月女奈緒美代表取締役

(藤原秀行)※いずれもネクストリンク提供

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