東邦薬品とT2など、自動運転トラックによる災害時緊急輸送の有用性を検証

東邦薬品とT2など、自動運転トラックによる災害時緊急輸送の有用性を検証

神奈川~兵庫間、温度管理可能なロールボックスパレットも活用

東邦薬品は1月20日、T2や物流機器メーカーのワコン(和歌山紀の川市)、安田倉庫傘下で医薬品などの物流を手掛ける安田ロジファーマ(神奈川県厚木市)の3社と組み、災害時の一般道通行規制やドライバー確保困難を想定してメーカー倉庫から医薬品卸倉庫への高速道路を活用した自動運転トラック輸送の有用性に関する実証実験を2025年12月8日に行ったと発表した。

災害地域へ向けた輸送では目的地で不測の事態があることも念頭に置き、積み荷を降ろした後も一定期間温度管理が可能なワコンのロールボックスパレット(かご台車)の実証実験も併せて実施した。



区間は安田ロジファーマの厚木センター(神奈川県厚木市)~東邦薬品の物流拠点「TBC阪神」(兵庫県伊丹市)で、このうち自動運転は新東名高速道路の静岡SA~名神高速道路の鈴鹿PAまでの一部区間で実施した。自動運転は「レベル2」(有事に備えてドライバーが同乗、待機する)で行った。

積載したのは長期保存水、温度管理ロールボックスパレットで、貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイムを検証したほか、ロールボックスパレット内の温度管理能力の有用性についてもチェックした。

東邦薬品は実証の結果、自動運転トラックによる高速道路を用いた災害時物流オペレーションの有用性と、災害地域卸倉庫での不測の事態を想定した温度管理ロールボックスパレットの有用性をそれぞれ確認したと説明している。

(藤原秀行)

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