ロボット導入し提供、STOCKCREWに垂直搬送機も
プロロジスは1月27日、千葉県八千代市で運営しているマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代2」で、物流業務の自動化を推進し、テナント企業の働き方改善を促進する取り組みを始めると発表した。
同施設は自動化ニーズを見据え、ロボットや大型機器の導入を前提としたノンブレース(筋交いなし)構造や、災害時の機器損傷を防ぐ免震構造を採用。さらに、高負荷機器の稼働に必要な特別高圧電力を受電するなど「ロボットフレンドリー」な賃貸用物流施設として設計している。
プロロジス初の取り組みとして、無人フォークリフトやAMR(自律走行搬送ロボット)のフロア間の縦移動を可能にするインターフェースも装備している。

物流の自動化をさらに後押しする施策として、こうした基盤を有効活用し、ロボット・自動化ソリューションの提供を始める。一般的な賃貸用物流施設では、施設内専有部の自動化は入居企業各社が実施するが、同施設はオーナーのプロロジスが機器を提供、テナント企業の負荷を大きく増やさずに自動化を図ることができるようにする。
具体的には、XYZ Robotics製バンニング・デバンニングロボット「Rocky One」を同施設の1階に設置。今年2月以降、同施設の1階に入居し、利用を希望する企業が自由に使えるようにする。

「Rocky One」
夏季には高温、冬季には低温となるコンテナ内での重量物の積み込み・荷降ろし作業は、担当する作業スタッフの身体的負担が大きく、入居企業にとっては作業のきつさが離職率の高さや雇用確保の足かせにもつながっているため、ロボット導入による負担軽減メリットは大きいとみている。
最上流工程の入荷時デバンニングを自動化することで、その後の下流工程における自動化推進にもつなげられると期待している。
また、「プロロジスパーク八千代2」の4~6階に入居するECフルフィルメント代行のSTOCKCREWの専有部で、天井・床に開口を設けるなどの大規模改修工事を行い、小口荷物の搬送に長けた高出力型の垂直搬送機を複数台導入する。
「プロロジスパーク八千代2」のようにランプウェイを備えた物流施設は各階にトラックが着車可能のため、倉庫内に垂直搬送機などが付帯しないケースがほとんど。今回はプロロジスが縦搬送機能という建物インフラを整備し、STOCKCREWが自動化設備の導入・運用設計を行うことで、小ロット・高頻度の出荷に耐え得る複層階型のEC物流オペレーションを構築し、効率性・機動性の向上およびオペレーションの標準化を図る。
今回の事業はプロロジス、STOCKCREW、代表荷主企業の3社連名で、経済産業省による令和6年度(2025年度)「持続可能な物流効率化実証事業費補助金(物流効率化に資する連携実証事業)」に申請、採択されており、補助金はSTOCKCREWが導入する自動化設備関連の実証事業に充当する。

「プロロジスパーク八千代2」外観
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用











