小売業のラストワンマイル課題を解消(単店配送からエリア配送への転換)
店舗で購入した商品を当日配送する来店宅配型サービスの受付システム「手ぶら便」を手掛けるルーフィは1月28日、小売業が展開するインターネットスーパーの受注システムとAPI連携を実施し、ドライバー向け運行アプリ「ハコログGO」に配送情報を一元化することで、ネットスーパーの荷物と近隣店舗を含む来店宅配の荷物を混載して配送するネットワークシステム「DeLink」の提供を始めたと発表した。
既にイオン九州が導入しているという。今後は全国への展開を予定している。

ネットスーパーは当日にならないと注文件数が確定しないため需要の波動が大きく、積載率を高めにくいという課題を抱えている。また、配送件数が少ない店舗では物流コストが割高になる傾向があるのも問題となっている。
一方、店舗で購入した商品をそのまま購入者の自宅に当日配送する「来店宅配」は受付システムが分離されているため、ネットスーパーと来店宅配の混載配送が困難な上、配送業者側でのアナログ対応が発生し、効率的な配送が行いにくいことが障壁となっていた。
こうした問題を考慮し、ルーフィは来店宅配の受付システム「手ぶら便」と、小売業が展開するネットスーパーの配送情報を、ドライバー用運行アプリ「ハコログGO」に一元化することにした。
受注件数が少ない場合でも近隣店舗の来店宅配の受付情報を含めてエリア全体の配送件数を集約することで、「需要の波動吸収と配送件数の拡大による物流効率の改善」につなげられると見込む。
単店舗ごとに物流費を負担するのではなく、多様な企業も含めてエリア全体でコストをシェアする仕組みが可能となり、ラストワンマイルにおける構造的な課題解消に貢献することが可能と想定している。
「ハコログGO」はネットスーパーおよび来店宅配の配送情報に基づき、自動ルーティングを行い、近隣店舗への集荷も含めた最適な配送ルートをアプリ上に表示する。これまで必要だった配送コースの作成や各ドライバー本人による配送ルート組みなどの配車業務の負担を削減し、ドライバーは配送業務に専念できるとみている。
「手ぶら便」と同様に、個人情報を含む配達帳票を用紙で出力しない仕組みのため、帳票紛失などのリスクを防止できることも期待している。

(藤原秀行)※いずれもルーフィ提供











