欧州各地で回収分を担当、深海海底で恒久的に保存想定
世界で初めての国境をまたぐCO2海上輸送・貯留事業を展開するノルウェーのNorthern Lights(ノーザン ライツ)は1月30日、新たなCO2の海上輸送船を4隻確保すると発表した。
このうち2隻の保有と運航管理は川崎汽船とマレーシアの海運会社MISCバーハッドのコンソーシアムが担い、残る2隻は商船三井が保有と運航管理を担当する。商船三井と川崎汽船は脱炭素の取り組みに関与を強めるのが狙い。
日本の海運会社が液化CO2輸送船の保有に携わるのは初めてという。4隻のうち3隻は1万2000㎥の積載能力を備える予定。
ノーザンライツは英国のシェル、フランスのトタルエナジーズ、ノルウェーの石油大手エクイノールの3社が共同で出資している。
欧州各地で回収したCO2を船でノルウェー西岸のØygarden(オイガーデン)の受け入れ基地へ運び、100kmの海底パイプラインを通じて北海の海底約2600mに恒久的に貯留することを計画している。
ノーザンライツは2025年に本格稼働を開始し、現在は年間150万tのCO2輸送・貯留能力を備えており、さらに28年までに年間500万t以上へ引き上げることを想定している。4隻を確保して能力を確実に増強したい考え。

ノルウェー受け入れ基地の拡張イメージ

Northern LightsプロジェクトのCO2輸送経路(いずれもノーザンライツ提供、商船三井プレスリリースより引用)
(藤原秀行)











