台車の着脱も省人化実現
工場や物流施設向けの無人自動搬送システム「eve auto」(イヴ・オート)を手掛けるeve autonomy(イヴ・オートノミー)は3月18日、東京都八王子市で初の自主開催イベント「eve auto world 2026」を実施した。
無人自動搬送システムと連携し、自動移載を叶える新製品「eve auto LOADER」(イヴオートローダー)を初めて公表、デモンストレーションも披露した。
さらに、搬送対象となる台車の着脱を自動化する新システムのデモ展示も実施した。
構内物流の自動化は単なる搬送の効率化にとどまらず、設備やシステム、パートナー企業との連携を含めた“物流全体の流れ”として設計することが重要になっていると判断。今回のイベントはeve autoを中心に、物流の「動き(Move)」「流れ(Flow)」「つながり(Connection)」が有機的に連携する構内物流の姿を、ひとつの“World(世界)”として提示した。

eve auto LOADERは、製造業や物流分野で屋外環境に対応した無人搬送の導入が進む一方、搬送後のパレット受け渡し工程には人手作業が残るケースが多く、構内物流の完全自動化を実現する上で課題になっていたほか、eve auto車両が所定位置に到着した後、荷物の積み降ろし作業者の到着を待つ必要があるため、車両が待機状態となり物流が一時的に停止するなど、時間的ロスが発生するケースもあったことを考慮、開発にこぎ着けた。
eve auto車両と各種設備または指定エリアを接続し、パレット移載工程を自動化する。生産ライン設備への投入に加え、所定位置への自動デポジット(置き渡し)にも対応し、現場レイアウトや運用条件に応じた自動化構成を可能にする。

eve autoはEV(電気自動車)カートと、一般公道でも活用される最先端の自動運転技術を取り入れ、雨天や夜間でも工場などの敷地内屋外環境で自動運転「レベル4」(特定の条件下で完全無人)の無人搬送運用を実現しており、24時間稼働が求められる施設での運用も可能。現在、全国約60拠点で約100台が稼働している。


(藤原秀行)※いずれもeve autonomy提供












