ホシザキ、熱中症対策&物流効率化サポートで給排水設備不要の製氷機と屋外で使用可能な冷蔵庫・冷凍庫を開発

ホシザキ、熱中症対策&物流効率化サポートで給排水設備不要の製氷機と屋外で使用可能な冷蔵庫・冷凍庫を開発

導入障壁解消、従来と異なる環境でも設置可能に

厨房機器大手のホシザキは5月12日、給排水設備不要の製氷機、屋根のない屋外に設置可能な屋外用冷蔵庫・冷凍庫の2製品を新たに開発したと発表した。

6月下旬から順次、ホシザキの販売会社を通じて発売する。熱中症対策や物流問題などの社会課題解決を後押しする。




キューブアイスメーカー(製氷機) 給排水ユニット対応 IM-25P-PT


屋外用冷蔵庫・冷凍庫

ホシザキの主力の業務用冷蔵庫や製氷機は、飲食店の厨房を中心に屋内で使われてきた。現状ではスーパー、コンビニ、病院、学校、ホテルなど様々な業種や環境で採用され、飲食店では新しい使い方のニーズも出てきていることを考慮。

昨今の猛暑や物流問題を背景に、従来と異なる環境で使いたいとの要望が多く寄せられていることを踏まえ、設置障壁となっていた点を解決するための技術開発を進め、2製品を新たに開発した。

両製品は地球温暖化影響の小さい自然冷媒を採用している。

昨今の猛暑や職場における熱中症対策の義務化などを背景に、製氷機について、イベント会場、工事現場、スポーツ大会などへのレンタル需要、企業のオフィスや工場、学校での導入の問い合わせが増加しているという。飲食店からは、客席スペースでの設置要望も多く出ている。



給排水のための、設備が近くになかったり、工事ができないことが設置の障壁となっていたため、製氷機に給水・排水の各機能を担う「給水タンクユニット」と「強制排水ユニット」を組み合わせる方式を採用した。

「給水タンクユニット」は同社が給茶機で培ってきた技術を応用し、部品を給茶機と共通化することで、飲用にも適した製氷と低価格化を実現。排水は水を持ち上げる方式(ドレンアップ)を取り入れている。

片方のユニットのみとの組み合わせ、一部の既存製氷機で部品交換により給排水ユニット対応仕様への変更が可能。飲料、氷嚢(ひょうのう)、アイシングに使われることを想定し、氷のタイプは、固くて溶けにくいことが特徴の「キューブアイス」にしている。

夏季やイベント期間など、一定期間のみに使用したいニーズに応える狙いがある。販売は7月上旬の開始を予定している。


給水タンクユニット(イメージ図)


強制排水ユニット(イメージ図)

タイプ

機種数

日産製氷能力

本体寸法(幅×奥行×高さ㎜)

使用冷媒

標準価格(税別)

キューブアイスメーカー(製氷機)給排水ユニット対応

6

25kg~45㎏

395×450×770(IM-25P-PT)

*代表機種の日産製氷能力25㎏タイプ

自然冷媒(R600a(イソブタン)またはR290(プロパン))

(未定)

給水タンクユニット 

1

450×480×730

(未定)

強制排水ユニット       

1

380×273×182

(未定)



屋外用冷蔵庫・冷凍庫は、周囲温度が氷点下20℃~38℃の屋外環境に設置可能。ホシザキとして初めての屋根のない屋外で使用できる製品を実現した。販売は6月下旬に開始する予定。

物流問題やエネルギー価格変動に加え、物流効率化法により「積載効率の向上」、「荷待ち時間の短縮」、「荷役等時間の短縮」に関する荷主への努力義務が課され、渋滞の少ない深夜や早朝の配送の増加、配送回数の削減が顕著になっている。

荷物を受け取る側の人手や保管場所の不足もあり、屋外で無人での荷受けができる冷蔵庫・冷凍庫のニーズが増えることが見込まれているため、新商品開発にこぎ着けた。

初の屋外用製品開発に際して厳しい品質試験を実施。高い防水性能に加え、高温対策として、通常の業務用冷蔵庫より冷却性能の高い圧縮機、熱を吸収しにくい白色の塗装鋼板を使っている。

その他、ドアの半開きリスクを低減する締め込み式ハンドル、南京錠の取り付けが可能な構造や特殊ねじの採用など、防犯・いたずら対策も講じている。


締め込み式ハンドルに南京錠を取り付けたところ

タイプ

型名

定格内容積

本体寸法(幅×奥行×高さ㎜)

使用冷媒

標準価格(税別)

屋外用冷蔵庫

HOR-90A

791リットル

925×800×1940

自然冷媒R600a(イソブタン)

オープン価格

屋外用冷凍庫

HOF-90A

791リットル

925×800×1940

自然冷媒R290(プロパン)

オープン価格

(藤原秀行)※いずれもホシザキ提供

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