中部圏の青果卸売会社12社、共同物流インフラ確立へ共同で新会社設立

中部圏の青果卸売会社12社、共同物流インフラ確立へ共同で新会社設立

愛知・津島の流通センターに荷物集約、積載効率最大化図る

チームフレッシュロジ中部(TFL中部、愛知県津島市)は6月16日、中部圏で新たに「青果物の共同物流インフラ」を確立するため、6月1日付で発足したと発表した。

TFL中部は、中部圏の青果卸売会社12社が共同で出資している。地方卸売市場名古屋西流通センター(津島市)を「消費地ストックポイント」の中継拠点に位置付け、産地から市場までを結ぶ新たな物流インフラとして、2027年6月以降の稼働開始を目指し、体制の構築を進めている。



12社がタッグを組み、中部圏の食卓に青果物が並ぶ「当たり前」を次の世代に受け継いでいくため、持続可能な青果物物流の実現を図る。


6月8日開催の設立式に参加した中部圏の青果卸売会社12社の代表者(TFL中部提供)

TFL中部はこれまで各市場に輸送していた12社の荷物の一部を、「消費地ストックポイント」となる名古屋西流通センターに集約し、積載効率を最大化する「共同輸配送」の展開を目指す。

併せて、今後輸送が困難となる遠隔産地から関東圏・関西圏へ荷物を届ける「中継輸送」を推進する。

名古屋西流通センターでは共同荷受・検品・仕分けを実施。並行して、トラックドライバーの荷待ち時間削減と円滑な入出荷を目的としたシステム導入を検討している。

さらに、名古屋西流通センターが整備を進める定温・冷蔵施設を活用し、一括した温度管理(コールドチェーン)の強化を計画している。長距離輸送による青果物の鮮度劣化を防ぎ、市場における品質評価の向上と販売競争力の強化につなげたい考え。



TFL中部は新たな共同物流インフラの構築を通じて、「共同輸配送」や「中継輸送」を推進し、2030年度に5万750tの集荷を目標にする。

(藤原秀行)

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