生産現場への活用目指す、将来はグローバル展開も視野
豊田通商は8月7日、搬送ロボット開発を手掛けるスタートアップのTriOrb(トライオーブ、北九州市)に出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
TriOrbは2023年発足。球体駆動による全方向移動機構をコア技術とし、従来の無人搬送システムでは対応が難しい環境や用途に対応した、自律走行搬送ロボットを開発している。

特許技術の「TriOrb BASE」は、駆動部に車輪ではなく3つの球体を採用することで、360°あらゆる方向への移動を可能とし、段差・溝・勾配にも対応可能な高い走破性を持たせることが可能。
さらに、4方向に配備したカメラで空間を視覚的に把握するVisual SLAMと組み合わせ、ミリメートル単位の高精度な制御に加え、複数台を連携・制御する協調搬送で長尺物・重量物の搬送にも対応可能にしている。
豊田通商は出資により、従来の搬送システムでは難しかった柔軟なレイアウト変更や高度な搬送を可能にし、生産現場における「移動の制約」を解消した次世代のフレキシブルな生産ラインの実現を目指す。
TriOrbの自律走行搬送ロボットを生産設備やロボットの移動プラットフォームとして製造現場に活用し、両社でユースケースの確立と標準化を進めるとともに、将来はグローバル市場での展開も視野に入れる。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用









