ニチレイフーズと千葉市、動物公園で冷凍物流網活用したフードロス削減の取り組み開始

ニチレイフーズと千葉市、動物公園で冷凍物流網活用したフードロス削減の取り組み開始

外箱損傷でも中身に問題ない冷食をゾウやヤマアラシなどの飼料に

ニチレイフーズは6月25日、千葉市と連携し、千葉市動物公園(同市)でフードロス削減の取り組みを始めると発表した。両者で連携協定を締結した。

協定は、動物公園が担う「動物の飼育展示」「種の保存」「教育・環境教育」「調査・研究」「レクリエーション」といった多様な役割と、ニチレイフーズが推進してきたフードロス削減や資源の有効活用の取り組みをつなぎ合わせ、「食」を通じた環境課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献することを目標に掲げている。



その一環として、流通過程で外箱が破損するなどして販売できないものの、中袋がダメージを受けておらず品質に問題のない冷凍野菜を、千葉市動物公園へ提供する取り組みを開始した。

フードロスの削減と資源の有効活用に加え、生物多様性の保全につなげることが狙い。

提供した冷凍野菜はゾウやヤマアラシなど、千葉市動物公園で飼育している動物の飼料として活用する。また、冷凍のため保存性に優れ、必要な時に必要な分だけ使用できる点も大きなメリットという。


外箱の破損イメージ

冷凍野菜はニチレイフーズとニチレイロジグループが、2005年から実施してきたNPO法人「セカンドハーベスト・ジャパン」への食品提供の取り組みで培った冷凍物流ネットワークを活用し、品質を維持したまま安定的に配送する。

ニチレイフーズが動物園に食品を寄付するのは今回が初めて。



今後は連携協定を起点に、フードロス削減の取り組みに加え、子どもたちを対象とした食育活動やサステナビリティーに関する啓発活動など、幅広い分野で協力を深めていく予定。

さらに、千葉市動物公園が連携する他の動物園に同様の取り組みを広げていくことも視野に入れている。今回の取り組みをモデルケースとして発信していく予定。


ヤマアラシがコーンを食べている様子

(藤原秀行)※いずれもニチレイフーズ提供

経営/業界動向カテゴリの最新記事