東京・平和島の流通センター内、課題解決のソリューション提案
半導体のIPコア(回路設計データ)開発などを手掛ける東京証券取引所グロース市場上場のディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は7月24日、東京都大田区平和島の東京流通センター内に同日開設した「東京ロボティクス・イノベーションセンター ショールーム」を報道関係者に公開した。
DMPのAI半導体を取り入れた最新の自動搬送ロボットを展示しているほか、AIなどの先進技術を駆使して製造業や物流業の課題解決につながるソリューションも複数提案。羽田空港に近い地の利も生かし、国内外の企業と連携を強化していきたい考え。

ショールーム
ショールーム内には、DMPと台湾のiCatch Technologyの技術を組み合わせ、カメラで撮影した周辺画像のデータを基に高精度の3Dマップを作製可能なエッジAIカメラ向けの半導体(SoC)「Di1」などを紹介。ドローンなどにも使えると解説している。
他にも製造・物流現場の安全確保や生産性向上を後押しするソリューションとして、一般的なステレオカメラとDMPのAI画像認識技術を使い、協働ロボットの周辺にバーチャルな安全柵を設置、人間が近づくとロボットを自動停止させる「デジタル安全柵」を公開している。
併せて、中国のSEER Roboticsによる高性能AMR(自律搬送ロボット)やAGF(自動フォークリフト)を紹介。同時に最大で100台のAMRやAGFを制御できる管理システムなども提案している。DMRもSEERの製品導入をバックアップするほか、AI技術などを取り入れてAMRの安全性能向上をサポートしている。
また、中国の産業用モーター大手Kinco ELECTRICによる産業用モーターなどを公開。英国のCambrian(カンブリアン)によるロボット向け3Dビジョンシステムを使い、ロボットのピッキング作業を高性能化したシステムもお披露目している。

展示している技術とソリューション
ショールーム公開に合わせて現地で記者会見したDMPの山本達夫会長兼社長CEO(最高経営責任者)は「(AIがセンサーなどで得た周辺の状況に関するデータを使い機械やロボットを自律的に制御する)フィジカルAIの社会実装を加速させるための挑戦の場と位置付けている。次世代ロボティクスのソリューションの価値を発信していきたい」と狙いを強調。製造業に加えて物流業の課題解決をより強力にサポートしていくことに強い意欲を見せた。
ショールームの所長を務めるDMPの吉行功司マネージャーは「AMRやAGFに関しては、日本は中国などに後れを取っている。より高性能な製品の提供を進めていきたい」と語った。

展示しているAMRやAGF
(藤原秀行)







