一定の成長と判断
米投資ファンド大手のKKRは9月30日、KKRが運用しているファンドが、国内タンク大手のセントラル・タンクターミナル(CTI)、韓国のセントラルターミナルコリア(CTK)の両社を、それぞれ別の機関投資家に売却すると発表した。
具体的な売却先や売却額は開示していない。
CTTは日本の主要工業地域で12のタンクターミナルを展開し、450基超のタンク、42万klの貯蔵能力を有している。CTKは韓国で蔚山にタンクターミナル複合施設を、蔚山および平沢で穀物サイロ施設をそれぞれ運営している。
KKRは2021年にCTTを、23年にCTKをそれぞれ買収することで、対象事業の基盤を韓国にも拡大。グローバルネットワークと資本市場における専門性を活用しながら両社の長期的な成長を支援してきた。並行して両社の経営陣を拡充し、営業・運営・組織面の能力を強化した。
日本では戦略的なボルトオン買収(既存事業の強化・補完のため、比較的小規模な企業を連続的または戦略的に買収する手法)を実施するとともに、両市場でターミナルの機能拡張・再開発などに注力してきた。KKRは両社とも一定の成長を果たせたと判断、売却に動いた。
KKRは世界でインフラ投資に注力し、1190億米ドル(約17兆8500億円)超のインフラ資産を運用している。日本および韓国でKKRはプライベートエクイティ、インフラストラクチャー、不動産、ク
レジットに投資。このうち日本では20年にわたり投資活動を継続しており、200億米ドル(約3兆円)超の資産を運用している。
(藤原秀行)











