延べ床面積9万平方メートル超、初の神奈川内陸エリア
ダイワコーポレーションは9月19日、神奈川県大和市で日本生命保険が保有している物流施設「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」を1棟借りし、新たな拠点「横浜町田営業所」を10月5日に開設すると発表した。
同施設は地上5階建て、延べ床面積は9万平方メートル超で、ダイワコーポレーションの拠点としては最大規模となる。
「横浜町田営業所」となるニッセイロジスティクスセンター横浜町田のイメージ(ダイワコーポレーションプレスリリースより引用)
従来は東京湾エリアに拠点を構えてきたが、初めて神奈川県内陸部に展開する。
同社は「東名路や国道16号の保土ヶ谷バイパスに近接し、東京23区や横浜市といった首都圏の2大消費地にスムーズにアクセス可能。川崎市、八王子市、相模原市、藤沢市などの近郊主要都市にも1時間以内に到達が可能な立地」とメリットを強調している。
ランプウェーで4階までトラックが直接乗り付けられるほか、中央車路型で区切り、最小区画を665坪に設定してスペースを細かく使用できるよう設計。バース部分は奥行き約13メートルを確保し、区画ごとにパワーゲート車および海上コンテナ対応としてドックレベラーを用意するなど、汎用性を重視した倉庫空間を確保している。
また、将来のロボット導入などを見込んで、電力容量は通常の高圧受電物流施設が2000キロワットとなっているところを3000キロワットまで対応可能としている。
ダイワコーポレーションは現在基盤としている関東のほか、今後は関西や九州などの大都市圏への拡大を検討。近年若年層の採用を積極的に行っている沖縄にも拠点を構えることを視野に入れている。併せて、物流不動産に関しては他社との倉庫の共同開発にも挑戦していく方向だ。
(藤原秀行)