部品メーカーなど10社と連携、10キロメートルで走行し物流にも応用見込む
欧州系コンサルティングファーム大手ローランド・ベルガーの日本法人は10月16日、社内のベンチャーカンパニー「みんなでうごこう!」が他の自動車部品メーカーなど10社で構成する「和ノベーションチーム」と組み、同24日から11月4日まで開催される「第46回東京モーターショー2019」に低速の小型EV(電気自動車)「バトラーカー」のデモ機を出展すると発表した。
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バトラーは「執事」の意味。2人乗りを想定し、時速10キロメートル程度で走行する。サイズが小さく運転が容易で、遠隔操縦にも対応。観光地などで活用できるほか、物流への応用も可能とみている。
ローランド・ベルガーなどは、将来はさまざまなユーザーが利用予約できるようなプラットフォームの構築を視野に入れている。
同チームはコアコンセプト・テクノロジー、ジイケイ京都、新明工業、浜野製作所、原田車両設計、二葉工業、ベッコフオートメーション、マリスcreative design、MIRAI-LABO、ラックが参加。慶應大SFC大前研究室も協力している。
「バトラーカー」(ローランド・ベルガー提供)
(藤原秀行)