予約受付システムやパレット活用、混雑時避けた配送など5項目選択
三菱ケミカルは10月17日、政府が物流事業者や荷主企業と連携してトラックドライバーの就労環境改善などを目指す「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。事務局へ9月20日付で自主行動宣言を提出した。
宣言は、主な取り組む内容として「予約受付システムの導入」「パレット等の活用」「混雑時を避けた配送」「船舶や鉄道へのモーダルシフト」「荷役作業時の安全対策」の5項目を掲げている。
同社は「化学業界の物流業務においては、危険物である化学製品取り扱いのための専門的な技能や知識が求められるため、運転者の人材不足の問題はより深刻になっている。当社はこれまでも、より安定したサプライチェーンの維持のため、物流事業者と一体になった物流効率化・安定化に取り組んできたことから、本運動に賛同した」と強調している。
(藤原秀行)