11月4日の臨時株主総会前質問状に対応
乾汽船は11月1日、筆頭株主の資産運用会社アルファレオホールディングス(HD)から招集要求のあった臨時株主総会を同4日に開くのに際し、アルファレオから寄せられていた事前質問状への回答内容を発表した。
関連記事:乾汽船、前社長・新悟氏がアルファレオの再登板推奨に「抗議」と発表
アルファレオ側が乾汽船の監査役に対し、赤字や配当の減配となったのにもかかわらず常勤取締役の報酬が増額されていることや、乾康之社長が業績に見合わない高額の報酬を決めていることに疑義を唱えたのには、「当社取締役に、法令や定款に違反する行為は認められない。自己の利益のために当該報酬額の決定をした事実も認められない」などと主張。アルファレオの主張を退ける内容となっている。
4日の臨時株主総会は、アルファレオが株主提案した乾康之社長の解任など4項目について採決する予定。
(藤原秀行)