21・3万平方メートルで24年9月工事完了見込み、店舗や地域共存施設なども併設へ
大和ハウス工業が、川崎市の三菱ふそうトラック・バス第2工場の跡地に大型物流施設を開発するプロジェクトを進めていることが分かった。同市がこのほど、開発計画の概要を公表、環境影響評価(環境アセスメント)の手続きを始めた。
同市が公表した資料などによると、開発事業は大和ハウスが設立した特定目的会社(SPC)が担っている。東急東横線の元住吉駅や慶応大日吉キャンパスなどが近くにある。建物は地上7階建てで、建築敷地面積は約9万3685平方メートル、総延べ床面積は約21万3200平方メートルを見込む。開発の施工期間は2021年6月から24年9月と設定している。
物流施設に加え、店舗や地域共存施設を併設するほか、屋上にスポーツ施設を備える予定。併せて、敷地内には公園広場を設けるなど、周辺住民への配慮を打ち出している。
さらに、災害対応を重視し、公園広場を一時避難場所として利用できるよう、マンホールトイレやかまどベンチなどを整備する。
(藤原秀行)