「自律航行船」実現へ共同研究
商船三井は9月26日、英国のロールス・ロイス・マリーンと共同で、障害物を検知するシステム「Intelligence Awareness System(IAS)」の実証実験を行ったと発表した。
商船三井傘下のフェリーさんふらわあが瀬戸内海で運航しているフェリーにIASを搭載、効果をチェックした。
IASは既存のレーダーなどに加えて新たなセンサーを活用、船の周辺に存在している別の船舶や障害物を検知し、操船中の船員へ速やかに情報を提供することを目指している。
官民が実現へ取り組んでいる「自律航行船」の実現に向け、早期の実用化を図る。両社は実験を継続し、悪天候下での性能確認などを進める予定。
(藤原秀行)
IASを試験的に搭載したフェリー「さんふらわあ」(商船三井提供)