五輪開催中の首都高、夜間は料金半額に

五輪開催中の首都高、夜間は料金半額に

国交省が許可、昼間は物流車両など除いて上乗せし渋滞抑制狙う

国土交通省は2月4日、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間中、首都高速道路会社に対し、首都高の通行料金を夜間は5割引きとする一方、昼間は物流関係車両などを除いて1000円上乗せすることを許可したと発表した。

大会組織委員会と東京都などは昨年10月、大会期間中に選手や関係者を円滑に輸送するため、料金を臨時で変更して渋滞抑制を図る方針を公表していた。道路を管理する都などの関係自治体議会の議決も得た。

料金の変更は7月20日~8月10日と8月25日~9月6日。午前零時~4時は首都高全線でETCを搭載した全車種を対象に5割引きとする一方、午前6時~午後10時の間はマイカーなどの料金に上乗せする。

料金上乗せに関しては、ETCを搭載した車両は首都高都内区間が対象だが、事業用車両や物流車両、障害者用車両、福祉車両、緊急車両は含めない。一方、現金で払う車両は普通車以下の全車種に首都高全線で適用する。

国交省は併せて、東名道から3月22日開通予定の首都高横浜北西線を続けて通り、都心方面へ向かう場合の上限料金を普通車は1800円とすることも許可した。

(藤原秀行)

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