東京理科大発ベンチャーのイノフィス、物流など向けマッスルスーツが安全性の国際規格ISO認証取得

東京理科大発ベンチャーのイノフィス、物流など向けマッスルスーツが安全性の国際規格ISO認証取得

10万円台の安さ実現、人工筋肉使用の外骨格型で世界初

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東京理科大発のベンチャー企業で、物流や介護などの現場作業の負荷を減らすアシストスーツの開発・販売を手掛けるイノフィス(東京)は2月21日、同社製品「マッスルスーツ Every(エブリー)」が、生活を支援するパーソナルケアロボットの安全性に関する国際規格「ISO13482」の認証を取得したと発表した。日本品質保証機構(JQA)が安全性を評価した。

同社は人工筋肉を使用した外骨格型アシストスーツとしては世界で初めての同認証取得と説明。「国際規格による安全要求を満たしていることを客観的に証明し、Everyご利用のお客さまに対し、今まで以上に高い安心と信頼を提供できる」と認証の意義をアピールしている。

Everyは昨年11月に発売。10万円台と圧倒的な安さを実現しており、電力を使わず空気と人工筋肉を用いて最大25・5キログラム重の補助力を発揮し、作業者の腰痛防止などの効果が期待できるのが特徴。メーンユーザーの介護分野に加え、製造業や物流、農業といったシーンでの活用を見込んでいる。


記念撮影に応じる(左から)イノフィスの古川尚史社長と小林宏取締役CIO(最高技術責任者)、日本品質保証機構の浅田純男理事


「マッスルスーツ Every」※クリックで拡大(いずれもイノフィス提供)

(藤原秀行)

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