23億円投資、1600万本保管可能
コカ・コーラボトラーズジャパンはこのほど、熊本市の熊本工場敷地内に、最新技術を活用した新倉庫を建設、2月28日に稼働を本格的に開始したと発表した。投資額は約23億円。
新倉庫は2016年4月の熊本地震で被災した旧南九州コカ・コーラボトリングの本社棟跡地に建設。延べ床面積5561平方メートル、保管可能数量は約1万2500パレットに上る。同工場で生産しているミネラルウォーター「い・ろ・は・す」をメーンに取り扱う。500ミリリットルのペットボトルに換算すると約1600万本に及ぶ。
同社は市場環境の急速な変化や顧客ニーズの多様化を踏まえ、16年5月から物流体制の最適化を目指し大規模に改革する「新生プロジェクト」を推進。新倉庫は山梨県北杜市で昨年完成した白州工場内の倉庫に次いで2カ所目の大型物流倉庫となる。
九州エリアでの製品保管・供給の中核と位置付けており、高密度保管システムの採用で従来の約半分のスペースで製品を保管できるという。
稼働を本格開始した熊本工場新倉庫(コカ・コーラボトラーズジャパンのウェブサイトより引用)
(藤原秀行)