日本GLP初の冷凍・冷凍専用BTS型物流施設が茨城・常総で完成、ムロオが1棟借り

日本GLP初の冷凍・冷凍専用BTS型物流施設が茨城・常総で完成、ムロオが1棟借り

3.7万㎡、自動ラック倉庫やマテハンなど積極導入

日本GLPは4月6日、茨城県常総市で新たな物流施設「GLP常総Ⅱ」が竣工したと発表した。広島を地盤に低温物流を手掛けるムロオが1棟借りしている。

「GLP常総Ⅱ」は日本GLPが手掛けた冷凍・冷蔵専用のBTS型物流施設としては初めて。

地上2階建て、延べ床面積は3万6793平方メートル。都心からの距離が約48キロメートルで圏央道の常総ICに至近。北関東3県や東京都、千葉県、埼玉県へ90分以内に配送可能な広域配送拠点として活用できる立地。食品加工工場が集積する東北エリアと首都圏を結ぶ食品流通の拠点としても機能を発揮できると見込む。

ムロオは冷凍、冷蔵、常温の3温度帯の配送商品を取り扱う予定。

冷凍庫に使用する冷却設備は国が推奨する省エネ型自然冷媒機器の補助対象に採択され、環境にも配慮した高効率の設備を採用。冷凍・冷蔵事業の恒常的な人手不足や、大規模化した倉庫スペースの利用効率化のため自動ラック倉庫やマテハンなどを積極的に導入する構え。


「GLP常総Ⅱ」(プレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP常総Ⅱ」
所在地:茨城県常総市三坂新田町2004
敷地面積:41,158.16㎡
延べ床面積:36,793.26㎡
構造:地上2階建て、耐震S造
着工:2021年2月
竣工:2022年3月
認証取得:CASBEE認証

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事