Bluetoothでスマホやタブレットとデータ連携可能
トッパン・フォームズは4月6日、片手で操作できて持ち運びもしやすい小型・軽量のRFIDリーダー「小型RFIDリーダー」を開発、提供を開始すると発表した。
重さは112グラム。長距離通信(UHF帯)に対応し、免許不要で手軽な特定小電力を備えるとともに、搭載機能を簡素化して価格を抑えているのが特徴。製造や物流の多様な現場で使えると見込む。
第1弾としてトヨタ自動車の流通情報改善部が採用を決めており、新車ヤードなど広大な敷地で車両位置を適切に管理するため、導入済みの地面に貼られたトッパン・フォームズ製ロケーション管理用ICタグと車両に貼付されたICタグを連携させる手段として新製品を取り入れる予定という。
Bluetoothを利用してスマートフォンやタブレット端末と無線通信しデータを相互に連携することが可能。付属品のアタッチメントでRFIDリーダーにスマホを取り付けられる。
同社は使用するICタグやICラベル、システム開発費用などの関連ビジネスを合わせて2025年までに5億円の売り上げを目指す。
RFIDリーダーの使用イメージ
使用の概要(いずれもトッパン・フォームズプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)