記者会見で表明、道路封鎖などロックダウンをあらためて否定
安倍晋三首相は4月7日夜、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めを掛けるため、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき東京都など7都府県に「緊急事態宣言」を発令したのを受け、首相官邸で記者会見した。
【新型ウイルス】緊急事態宣言を東京など7都府県に発令、安倍首相が今夜記者会見へ★差し替え
この中で「ロックダウン(都市閉鎖)を行うものでは全くない。道路封鎖は決してしないし、そうした必要も全くないというのが専門家の皆さんの意見だ」と述べ、海外のような強制的な外出禁止や道路の通行阻止などの措置を講じることがないとあらためて強調した。
また、「暮らしを支えるサービスは平常通りの営業を行う。介護施設や保育施設で働いている方々も引き続きご協力いただくようお願いする。食品など生活必需品の製造・加工に携わる皆さん、物流に携わる皆さん、小売店の皆さんには営業をしっかりと継続していただく」と明言。宣言が対象としている地域の住民に対し、不正確な情報に惑わされず冷静に行動するよう訴えた。
(藤原秀行)