撮影映像を地上のモニターで確認、不正行為発見
テラドローンは4月10日、グループのKazUAVが新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖されているカザフスタンの首都ヌルスルタンの境域で、ドローン(無人飛行機)を活用した警備を実施したと発表した。現地の警察や新型コロナウイルス対策本部と連携して行った。
ドローンが撮影した映像をリアルタイムで配信し、地上のモニターで確認。封鎖地域で不正行為を発見するなどの成果を挙げた。
KazUAVの事業開発責任者を務めるディミトリ・イヴァノフ氏は「私たちはこれまで洪水の監視や重要なイベントのパトロールなどを行ってきたが、 今回のような高いレベルでの迅速な対応を要するケースは初めてだった」と説明。
「これまで昼夜を問わず、厳しい気象条件下でドローンを飛行させてきたが、その経験やそこで得られたノウハウを生かすことができた。特に緊急時の広大な地域の監視や警備において、ドローンは優れたツールであることを示せたのではないかと思っている」と語った。
ドローン警備の様子
地上のモニターで映像を監視(いずれもテラドローンウェブサイトより引用)
(藤原秀行)