神奈川・海老名のサントリー向け拠点は格納ラックや垂直搬送機導入
※先ほど配信した記事中、「自動化で総額100億円超の投資」としたのは、「自動化設備も含めた全体で総額100億円超の投資」の誤りでした。訂正させていただきます。関係各位に深くおわび申し上げます。
鴻池運輸は4月14日、神奈川県海老名市でサントリー製品向けの新たな配送拠点「海老名流通センター」を今年3月に開設、4月に本格稼働を開始したと発表した。
住友商事が開発した地上4階建て物流施設「SOSiLA(ソシラ)海老名」の3、4階に入居。配送センターと製品備蓄倉庫の機能を持たせている。
サントリーグループのサントリーMONOZUKURIエキスパートと連携し、住友重機械搬送システム製の自動格納ラック「マジックラック」やオムニヨシダ製の垂直搬送機など、多彩な自動化設備を活用。さらに鴻池運輸の「北関東流通センター」(群馬県千代田町)内の平置き倉庫で改善を重ね、実使用を始めた三菱ロジスネクスト製の無人フォークリフトも今後導入する予定。
鴻池運輸は併せて、東京都青梅市でも野村不動産が開発した地上3階建ての「Landport青梅Ⅱ」に入居し、「青梅流通センター」を3月に稼働させた。6月には海老名センターと同様、マジックラックなどの自動化設備を採用した「愛西流通センター」(愛知県愛西市)が完成予定。
加えて、2021年夏ごろには長野、北海道でも新倉庫が相次ぎ竣工する計画で、食品・飲料向け倉庫で自動化設備を含めた総投資額は5拠点で計100億円超を見込んでいる。
北関東流通センターで稼働中の無人フォークリフト(いずれも鴻池運輸提供、マジックラックCGは住友重機械搬送システムが画像提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)