JR貨物と大和ハウス工業、札幌貨物ターミナル駅構内でマルチテナント型物流施設開発へ★差し替え

JR貨物と大和ハウス工業、札幌貨物ターミナル駅構内でマルチテナント型物流施設開発へ★差し替え

8・7万平方メートルと道内で過去最大規模、22年5月完成予定

※正式発表したので内容を全面的に差し替えました

JR貨物は4月15日、大和ハウス工業と共同で、札幌市の札幌貨物ターミナル駅構内でマルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」を開発すると正式発表した。

地上3階建て、延べ床面積は8万6916平方メートルと北海道内のマルチテナント型物流施設としては過去最大規模となる見込み。今年6月に着工し、2022年5月の完成を目指す。


「DPL札幌レールゲート」の完成イメージ(JR貨物プレスリリースより引用)

JR貨物は今年3月、初のマルチテナント型物流施設「東京レールゲートWEST」が東京・品川の東京貨物ターミナル駅構内で完成。鉄道貨物輸送と保管を連携した付加価値の高い物流施設としてアピールしており、鴻池運輸などが入居している。隣接地では三井不動産と組み、「東京レールゲートEAST」の建設も進めている。

JR貨物としては東京以外では初の大規模マルチテナント型物流施設となる。札幌は北海道と本州を結ぶ物流の要衝のため、東京と同様にニーズが見込めると判断している。同社は中長期的には先進的な物流施設開発を鉄道貨物輸送に次ぐ中軸事業に育てていきたい考え。

大和ハウスは3大都市圏に加え、地方圏でも物流ニーズが見込まれるエリアで積極的に物流施設の開発機会をうかがっている。JR貨物との連携を足掛かりにして、北海道で新たな物流施設適地を開拓していく狙いがあるとみられる。

(藤原秀行)

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