【新型ウイルス】東京の老舗八百屋「ツカサ」、日経専売店と連携した野菜宅配を都内4エリアに拡大

【新型ウイルス】東京の老舗八百屋「ツカサ」、日経専売店と連携した野菜宅配を都内4エリアに拡大

新聞配達網で効率化、購読者以外へのサービスも視野

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飲食店への業務用野菜卸などを手掛ける老舗八百屋「ツカサ」を展開している司企業(東京)は5月12日、日本経済新聞の専売店と連携して同紙の購読者を対象に実施している一般家庭への野菜宅配サービス「NIKKEIマルシェ」に関し、新たに都内の3エリアで始めたと発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出を抑制している人の宅配需要に対応するため、今年3月に東京の都立大学駅周辺エリアで開始。利用者から好評を博しているため、5月11日の週から西麻布、落合、錦糸町・平井でもスタートした。今後は同紙購読者以外の層にも自社便で直接宅配したい考えだ。

宅配は食に関するさまざまなイベントなどを企画しているFRIDGE(同)の協力を得て展開。日曜・祝日を除き、前日の午後6時までに受け付けた注文に基づいて、翌日の午後に配送している。注文はLINEやファクスで受け付け、1000円以上の購入で送料無料と設定している。

司企業が仕入れた野菜を自社便でまとめて専売店に運んだ後、専売店の車両で各家庭へ届けることで配送コストを低減。配達周辺エリアであれば日経購読者以外にも配達している。

同社は新聞配達のノウハウとネットワークを活用して安定かつ迅速な配達を売り物にし、年内に東京23区全域へ拡大する予定。その後は23区以外の東京市部や首都圏全域も視野に入れている。


さまざまな種類を詰め合わせた「スペシャル野菜ボックス」(司企業提供)

(藤原秀行)

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