「スマートファクトリー」実現目指す
東京大発のAI(人工知能)に関するスタートアップ企業TRUST SMITH(東京・本郷)は6月15日、自動運転トラックを活用した工場敷地内の自動搬送技術開発に着手したと発表した。
同社は障害物回避機能を備えたロボットアーム、自律走行型のAGV(無人搬送機)やフォークリフトのアルゴリズム開発、画像処理技術を生かした工場機械の異常検知AIなど、工場の省人化・機械化に関するさまざまなソリューションを手掛けている。蓄積した技術と組み合わせ、完全自動化を果たした「スマートファクトリー」の実現を図る考え。
名古屋大などで開発された、自動運転システム用オープンソースソフトウエア「Autoware(オートウエア)」を利用。レーザーレーダー、カメラ、センサーなどを駆使し、自車の位置や周囲の状況を認識しながら自動走行を可能にするとのシナリオを描いている。
自動搬送トラック(TRUST SMITH提供)
(藤原秀行)