6万3000円、注文取り消しも顧客に返さず
日本郵便東海支社は6月23日、静岡県裾野市の「裾野郵便局」に勤める30歳代の男性課長代理が、カタログ販売商品の注文代金を着服していたことが判明したと発表した。
同社によると、課長代理は昨年12月に顧客からカタログ商品の購入申し込みを受け、代金6万3000円を預かった数日後、注文を取り消す連絡があったにもかかわらず、返金していなかったという。
今年5月にこの顧客が支払った代金を返してもらえないと同社に相談、問題が発覚した。同社は顧客に謝罪、全額を弁済した。
同社は静岡県警裾野警察署へ相談するとともに、課長代理の処分を検討している。課長代理は小遣いが欲しかったと着服の事実を認めているという。
(藤原秀行)