物流など抜本的な経営改革狙う
関西を地盤とするドラッグストア中堅のキリン堂ホールディングス(HD)が、株式の非公開化を検討していることが分かった。店舗運営や物流の効率化など抜本的な経営改革を着実に進められるようにするのが狙い。
米投資ファンドのベインキャピタルがSPC(特定目的会社)を通じてTOB(株式公開買い付け)を実施することなどを想定しているもよう。
キリン堂HDは9月10日、「企業価値および株式価値を向上させるべく、株式公開買い付けによる資本政策を含め、検討を行っているが、現時点において具体的に確定した事実はない」とのコメントを発表した。
(藤原秀行)